本日注目すべき【好決算】銘柄 JCRファ、ハニーズHD、西武HD (28日大引け後 発表分)
9月28日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
JCRファ <4552> [東証P] ★今期経常を一転85%増益に上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の52億円→100億円に92.3%上方修正。従来の4.0%減益予想から一転して84.6%増益見通しとなった。成長ホルモン製剤「グロウジェクト」をはじめ、「イズカーゴ」や「テムセル」を含む主力製品の販売が想定以上に伸び、売上高が計画を23.0%も上回ることが利益を押し上げる。
ハニーズHD <2792> [東証P] ★6-8月期(1Q)経常は54%増益で着地
◆24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比54.2%増の16.3億円に拡大して着地。外出機運の高まりや気温上昇を背景に、夏物商品を中心に販売が好調だったことが寄与。EC事業の伸長に加え、値引き販売の抑制や高いアセアン生産比率の維持などで採算が向上したことも利益拡大につながった。
銚子丸 <3075> [東証S] ★今期経常を一転44%増益に上方修正
◆24年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.0倍の5.8億円に急拡大して着地。行動制限の緩和でイートイン客数が想定以上に回復し、19.4%の増収を達成したことが寄与。コロナ下に推進してきた機械化や省力化などによる利益体質の改善も大幅増益につながった。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の7.1億円→11.4億円に60.3%上方修正。従来の10.2%減益予想から一転して44.0%増益見通しとなった。
FフォースG <7068> [東証G] ★6-8月期(1Q)経常は2倍増益で着地
◆24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の3.2億円に急拡大して着地。デジタルマーケティングサービスとサブスクリプション型ツール提供サービスが2ケタ増収増益を達成したことが寄与。EC事業支援サービスが赤字子会社の持ち分化や構造改革などによって損失が大きく縮小したことも大幅増益に貢献した。
西武HD <9024> [東証P] ★上期経常を35%上方修正、通期も増額
◆24年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の200億円→270億円に35.0%上方修正。海外ホテル業の想定を上回る回復や造園工事の順調な進捗、商業施設の売り上げが好調に推移したことに加え、為替の影響もプラスに働いた。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の300億円→350億円に16.7%上方修正。増益率が49.0%増→73.8%増に拡大する見通しとなった。
株探ニュース