東京株式(前引け)=36円安、朝高後に値を消す
29日前引けの日経平均株価は前日比36円28銭安の3万1836円24銭。前場のプライム市場の売買高概算は7億2727万株、売買代金は1兆7668億円。値上がり銘柄数は587、値下がり銘柄数は1185、変わらずは59銘柄だった。
日経平均株価は朝高後、値を消す展開。前日のNYダウは116ドル高と3日ぶりに反発。米長期金利の低下を受け、ハイテク株などに買い戻しが入った。これを受けた東京市場も日経平均株価が反発してスタートした。ただ、上値は重く買い一巡後はマイナス圏に転じた。中間期末の機関投資家によるリバランス売買も警戒され、日経平均株価は一時100円を超す下落となった。
個別銘柄では、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>など海運株が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調。日本製鉄<5401>や三菱商事<8058>も値を下げた。半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株が高く、ソフトバンクグループ<9984>やリクルートホールディングス<6098>がしっかり。