カーニバルが決算受け下落 ガイダンスを嫌気 ただ、アナリストからは前向きな見解も=米国株個別
(NY時間14:59)
カーニバル<CCL> 13.62(-0.83 -5.71%)
クルーズのカーニバル<CCL>が下落。取引開始前に6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。
ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気している模様で、通期のEBITDA見通しの上限を若干下方修正したほか、第4四半期のEBITDAも予想を下回る見通しを示した。
一方、アナリストからは「自身はマクロ環境の懸念よりもクルーズ業界の予約状況やイールドに主眼を置いているが、これらの主要な指標は好調かつ健全に見えた」と述べた。「一部の投資家はガイダンスがコンセンサス予想よりも低いことに反発するだろうが、その差のほとんどは燃料および為替に関連している」と主張している。
(6-8月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.86ドル(予想:0.75ドル)
・売上高:68.5億ドル(予想:66.9億ドル)
・EBITDA(調整後):22.2億ドル(予想:21.0億ドル)
(9-11月・第4四半期見通し)
・EBITDA(調整後):8~9億ドル(予想:9.49億ドル)
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):41.0~42.0億ドル(従来:41.0~42.5億ドル)(予想:41.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美