今日の為替市場ポイント:米政府機関の一部閉鎖回避でドル売り縮小の可能性

通貨
2023年10月2日 8時05分

9月29日のドル・円は、東京市場では149円50銭から148円53銭まで下落。欧米市場では148円77銭から149円49銭まで反発し、149円37銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に149円台で推移か。米政府機関の一部閉鎖は回避されており、目先的にリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。

報道によると、米議会上下両院は9月30日夜、政府のつなぎ予算を可決した。共和党のマッカーシー下院議長が党内強硬派の主張を退け、超党派の賛成によって法案は成立した。成立した法案は11月17日までの暫定予算。報道によると、マッカーシー下院議長は下院共和党として歳出削減や国境の管理強化などの優先事項を盛り込んだ別の法案の可決を目指す考えを示した。つなぎ予算にはウクライナ支援は盛り込まれていないようだ。共和党の保守強硬派は大幅な歳出削減を求める姿勢を変えていないため、11月中旬頃までに新年度予算がまとまる保証はないとの見方が多い。政府機関の一部閉鎖はひとまず回避されたが、10月末頃までに状況の進展がみられない場合、金融市場の不確実性は再び高まり、リスク回避的な為替取引が増える可能性がありそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.