注目銘柄ダイジェスト(前場):アダストリア、千葉興銀、スター・マイカ・ホールディングスなど

市況
2023年10月2日 11時39分

アダストリア<2685>:3300円(+419円)

大幅続伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は103億円で前年同期比85.1%増となった。第1四半期の同37.2%増から増益率は大幅に拡大している。つれて、通期予想は従来の140億円から180億円、前期比56.3%増に上方修正。経済活動の正常化が想定以上に進んだこと、商品企画や価格見直しなどが奏功したことを上振れの背景としている。また、年間配当金も従来計画の65円から80円に引き上げ、前期比20円の増配となる。

千葉興銀<8337>:944円(+74円)

大幅反発。先週末に上半期業績予想の上方修正を発表している。純利益は従来予想の28億円から40億円、前年同期比16.3%減に引き上げ。政策保有株式の売却を含めた有価証券関係損益が想定を上回る見込みになったことが背景としている。第1四半期が23.8億円の水準であったことから、業績上振れに対するサプライズは限定的ともみられるが、本日は銀行株がほぼ一斉高となる中で、ストレートにポジティブな反応へ。

スター・マイカ・ホールディングス<2975>:664円(+35円)

大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は40.6億円で前年同期比20.8%減となっている。6-8月期も12.6億円で同7.2%減と減益基調が続いた。販売戸数の減少が減益要因となっている。ただ、購入及び販売活動は計画通りに進捗しているもようで、足元での減益率も鈍化傾向にあるため、あく抜け感へとつながる状況になっているようだ。なお、通期計画52.2億円、前期比14.4%減は据え置いている。

ピーエイ<4766>:218円 カ -

ストップ高買い気配。先週末に株主優待制度を導入すると発表、買い手掛かり材料となっている。株主優待内容は、12月末時点で300株以上を保有する株主に対して、クオカード3000円分を贈呈するというもの。同社の認知度向上及び個人投資家の取引活性化を図ることを制度導入の目的としている。先週末終値をベースにすると、300株保有の株主の優待利回りは約6%の水準となる。

ケーヨー<8168>:971円 カ -

ストップ高買い気配。筆頭株主であるDCMHDが完全子会社化を目的として同社株のTOBを実施すると発表、同社ではTOBへの応募を推奨としている。TOB価格は1300円で先週末終値比58.3%のプレミアムとなっており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなる形に。なお、TOB期間は10月2日から11月14日まで、TOB成立後に同社株は上場廃止となる。

弁護士コム<6027>:4935円(+100円)

大幅に3日続伸。富山市と魚津市の富山県内2自治体が共同調達で契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を導入したと発表している。書類や対面で行っていた契約業務全般をデジタル化し、業務の最適化とDX施策を加速することが目的。書類による対面業務をなくすことで、自治体や契約相手方である事業者の契約業務の効率化やコスト削減などを見込む。クラウドサインの全国自治体導入シェアは約70%になったという。

EduLab<4427>:395円(+19円)

大幅に続伸。文部科学省が実施する「令和6年度全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業(中学校事業)」を受託したと発表している。中学校事業を約17.72億円(税込)で受託する。前期は小学校事業を再委託先として受託していたが、24年9月期は中学校事業を文部科学省の直接の委託先機関として受託し、同期の売上高として計上する。業績予想は11月13日に公表する予定。

霞ヶ関キャピタル<3498>:6600円(+320円)

年初来高値。東証の承認を受け、6日からプライム市場へ上場区分を変更すると発表している。11月の最終営業日に東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄となるため、指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要に期待した買いが入っている。また、宮崎市のアパートメントホテル開発用地を販売用不動産として取得したほか、埼玉県入間郡三芳町の賃貸用冷凍自動倉庫で覚書を締結したことを明らかにしている。

《ST》

提供:フィスコ

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