ピックルス急反落、3~8月期実質増収増益も材料出尽くし
ピックルスホールディングス<2935>は急反落。前週末9月29日の取引終了後に発表した3~8月期(上期)決算は、売上高が231億1100万円、営業利益が12億8000万円だった。持ち株会社化前の前年同四半期と比べ8.5%増収、9.3%増益と実質増収増益で着地したものの、目先材料出尽くし感から売りが先行している。
巣ごもり需要の反動減の影響が落ち着いたことや、コンビニエンスストア向け売り上げが好調だったことが寄与。原材料価格や光熱費、物流費などの高騰の影響を受けたものの、増収効果で吸収した。通期の増収増益見通しに変更はない。
あわせて、茨城県八千代町に新工場を建設すると発表した。製造工程の更なる機械化に向け、キムチ製品の製造に特化した専用工場を立ち上げる。投資金額は50億5000万円。工場の引き渡し日は2024年12月を予定している。