オキシデンタルとアブダビ国営石油がCO2貯留で協業 株価の反応は限定的=米国株個別
(NY時間10:55)
オキシデンタル<OXY> 62.12(-0.18 -0.29%)
オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>とアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)は、UAEで二酸化炭素(CO2)の直接大気分離回収(DAC)プラントの予備的な技術調査を開始した。調査には共同で出資する。ダウ・ジョーンズが伝えた。
両社は米国およびUAEにおける炭素管理プロジェクトの可能性を探るため8月に提携しており、これに基づく最初の取り組みとなる。
調査では、米国外で初となるメガトン規模のDACプロジェクト建設の実現可能性を評価する。プロジェクト建設では、オキシデンタルのグループ会社で低炭素関連事業を手掛ける1ポイントファイブがテキサス州で建設しているストラトス・プラントと同じ技術を利用する。
オキシデンタルとADNOCによると、UAEでのプロジェクトでは、プラントで抽出されたCO2をADNOCのCO2インフラに接続し、石油・ガス生産で使用されていない塩水貯留層にCO2を注入・永久貯蔵するという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美