FRBは来年、市場の想定以上に大幅利下げを行う必要があるとの見方も
FRBは来年、市場の想定以上に大幅に利下げを行う必要があるとの見方が出ている。成長やインフレのさらなる鈍化に対応するため、来年に少なくとも1%ポイントの利下げに踏み切るという。市場予想の2倍に当たる。
FRBの引き締めの効果が実体経済に波及するまでに時間差があることを踏まえると、FRBは利上げサイクルをすでに終えており、金融政策は十分に景気抑制的な水準にあるという。来年の米成長率は1.1%に減速し、インフレも3%弱の水準に低下すると見ているという。
そうなれば、長期ゾーンの利回りのリスクプレミアムをより適切な水準に戻す余地が生まれるとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美