本日注目すべき【好決算】銘柄 霞ヶ関C、クスリアオキ、放電精密 (3日大引け後 発表分)
3日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
霞ヶ関C <3498> [東証G] ★今期経常は82%増で4期連続最高益、60円増配へ
◆23年8月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の41.1億円に伸びて着地。続く24年8月期も前期比82.1%増の75億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、4期連続増益になる。物流施設開発では冷凍冷蔵倉庫の旺盛な需要を取り込むほか、アパートメントホテル事業も為替の円安を背景に国内旅行やインバウンド需要のさらなる回復を見込む。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比60円増の120円に大幅増配する方針とした。
同時に、中期経営計画の上方修正と計画前倒しを発表。24年8月期の連結営業利益を35億円→85億円に上方修正、25年8月期の同利益を200億円と計画を1年前倒すと発表した。
クスリアオキ <3549> [東証P] ★6-8月期(1Q)経常は11%増益で着地、上期計画進捗率82%
◆24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比11.4%増の67.6億円に伸びて着地。既存店の改装を中心とした生鮮食品の品揃えが奏功したほか、ドラックストアが9店舗、ドラッグストア併設調剤薬局が15店舗と新店開設も収益増に貢献した。上期計画の82億円に対する進捗率は82.4%に達しており、上振れが期待される。
同時に、11月20日割当の1→3の株式分割に伴い、年間配当を従来計画の32円→21.5円(前期は29円)に修正した。年間配当は実質1.6%の増額となる。
放電精密 <6469> [東証S] ★今期経常を23%上方修正
◆24年2月期の連結経常損益を従来予想の9400万円の黒字→1億1600万円の黒字(前期は3億2200万円の赤字)に23.4%上方修正した。機械装置事業でデジタルサーボプレス機の受注低迷により売上は計画を若干下回るものの、製造固定費の削減や資材・エネルギー費の高騰分の価格転嫁が進んだことが利益を押し上げる。
株探ニュース