アナリストがアップルの投資判断を「中立」に引き下げ 株価には影響なし=米国株個別
(NY時間10:21)
アップル<AAPL> 172.54(+0.14 +0.08%)
アナリストがアップル<AAPL>の投資判断を「中立」に引き下げている。同社株は売上高の伸びが鈍化する可能性が高いにもかかわらず、史上最高値付近で取引されていると指摘。
「個人消費が鈍化する中で、アイフォーンのアップグレードサイクルも厳しく、米国での販売は苦戦しそうだ。再加速に対する成長期待は強引かもしれない」と述べている。
「平均販売価格の上昇には貢献するだろうが、全体的な販売台数にはほとんど変化はないだろう。主力製品の見通しが弱いにもかかわらず、同社株は過去の利益とキャッシュフローの倍率に基づき、ナスダック指数に対して大きなプレミアムで取引されている」という。
この水準を正当化するには、投資家がピークに近いバリュエーションを許容するか、成長見通しが改善する必要があるとの見解も示している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美