ラム・ウェストンが決算受け上昇 通期見通しを上方修正=米国株個別
ポテト関連冷凍食品のラム・ウェストン<LW>が上昇。取引開始前に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を若干上回った程度だったものの、1株利益は予想を大きく上回った。販売量が予想以上に伸びた。通期のガイダンスも公表し、1株利益、売上高の見通しを上方修正している。
ワーナーCEOは声明で「第1四半期は昨年開始した価格改定措置の持ち越し効果や、顧客・製品ミックスの改善により、堅調な売上高と利益の伸びを達成した」と述べた。
「北米のジャガイモ産地の作柄は引き続き過去の平均並みとなる見込みで、欧州の作柄は生育条件が改善した結果、以前の予想よりも全体的に改善している」とも語った。
(6-8月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.63ドル(予想:1.07ドル)
・売上高:16.7億ドル(予想:16.0億ドル)
・EBITDA(調整後):4.13億ドル(予想:3.21億ドル)
・販売量:25%増(予想:8.5%減)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.50~5.95ドル(従来:4.95~5.40ドル)(予想:5.26ドル)
・売上高:68~70億ドル(従来:67~69億ドル)
・EBITDA(調整後):15.4~16.2億ドル(従来:14.5~15.3億ドル)(予想:14.8億ドル)
【企業概要】
アイダホ州イーグルに本社を置く、ポテト関連冷凍食品メーカー。フライドポテト、ポテトチップスなど冷凍ポテト製品を生産・加工・流通、世界の100を超える国や地域で合弁事業パートナーが輸入販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美