OKIが5%超の上昇で4ケタ大台回復、次世代パワー半導体分野で存在感
沖電気工業<6703>が大幅高で4ケタ大台を回復。一時5%を超える上昇で1010円まで上値を伸ばした。情報通信システム大手の一角だが、ATMやプリンターなどでも高い商品競争力を誇る。また、パワー半導体分野も深耕しており、信越化学工業<4063>と協業で次世代素材の研究を進め、製造コストを9割カットした新技術を開発している。電気自動車(EV)の世界的な普及を背景にパワー半導体の需要は増勢一途にあるが、特に性能面で進化させた次世代パワー半導体へのニーズが高まっているが、次世代パワー半導体ではSiC(シリコンカーバイド)製デバイスとGaN(窒化ガリウム)製デバイスの2つの市場が先行して立ち上がっている。そのなか、OKIは高耐圧性など優れた特性ポテンシャルを有するGaN製デバイスに傾注している。