BS11が反落、今期4円増配予定も3期連続の減益計画が重荷
日本BS放送<9414>が反落した。5日の取引終了後、23年8月期の連結決算発表にあわせ、24年8月期の業績予想を開示し、最終利益が前期比4.9%減の13億1800万円となる見通しを公表した。年間配当予想は前期比4円増配の30円に設定したものの、3期連続の最終減益見通しとあって、業況を懸念した売りが膨らんだようだ。
今期の売上高は同1.5%増の126億円を見込む。テレビ広告でのタイム・スポット収入の増加や周辺事業の収入拡大を図り、番組関連費用の効果的な使用とその他の費用の削減に努める方針。23年8月期の売上高は前の期比1.4%増の124億1700万円、最終利益が同13.3%減の13億8600万円だった。同社は加えて、今後は配当性向40%程度を基準として株主還元の拡充を図るとともに、IR活動を強化する方針も明らかにした。