米雇用統計後の下げから反転、ダウは一時安値から700ドル超の反発=米国株概況

市況
2023年10月7日 6時02分

米雇用統計後の下げから反転、ダウは一時安値から700ドル超の反発=米国株概況

きょうのNY株式市場でダウ平均は序盤の安値から大きく反発する展開となり、その後少し調整が入ったがプラス圏で引けている。終値はダウ工業株30種平均が288.01ドル高の3万3407.58ドル、ナスダック総合指数が211.51高の1万3431.34、S&P500が50.31高の4308.50。

本日発表された9月の米雇用統計、非農業部門雇用者数は直近3カ月同様に落ち着いた伸びが見込まれていたが、市場予想をはるかに超えて1月分以来となる高い伸びを示した。この結果を受けて米国の年なり利上げ期待が押し上げられ、据え置きと見通しが拮抗する状況になったことを受けて、米株式市場はオープン前の時間外市場で大きく下げた、米株式市場が開いた後も軟調で、ダウ平均株価は100ドル前後の下げから250ドルを超えるところまで売りが強まった。

追加利上げ期待などを受けて米債利回りが上昇し、10年債利回りが4.885%を付ける中での株安であったが、米債利回りがその後低下。週末を前にした調整などに4.74%台を付ける動きを見せると、米株式市場は反転。新興ハイテクの買いなどに支えられ、ナスダックが先にプラスに転じ、ダウもその後プラスに転じると、その後も買いが続く展開となった。前日終値比250ドルを超える下落から400ドルを大きく超える上昇、安値からの値幅は700ドルに達した。その後少し調整が入り、高値から150ドルほど下げて引けているが、288ドル高とプラス圏をしっかりキープした。

新興ハイテクはその後も堅調で、ナスダックは1.6%高で引けている。

ダウ採用銘柄は30銘柄中24銘柄が上昇。ハイテクの買いもあって、マイクロソフト、セールスフォースなどが強かった。そのほかではディズニー、ハネウェル、キャタピラーなどがしっかり。マクドナルド、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ウォルマートなども軟調。

新興ハイテクは基本的にしっかり、朝方は売りが目立っていたテスラがプラスに転じ、AMDが4%を超える上昇。メタは3.5%高、エヌビディアも強かった。sss

マクドナルド<MCD> 248.22(-4.01 -1.59%) 

マイクロソフト<MSFT>  327.26(+7.90 +2.47%)

ハネウェル<HON>  184.66(+4.64 +2.58%) 

ディズニー<DIS> 82.94(+2.13 +2.64%) 

セールスフォース<CRM>  207.36(+5.35 +2.65%)

コカ・コーラ<KO> 53.14(+0.76 +1.45%) 

キャタピラー<CAT>  266.04(+5.24 +2.01%) 

ウォルマート<WMT> 156.41(-2.67 -1.68%)

ウォルグリーン<WBA> 21.81(-0.37 -1.67%) 

マイクロソフト<MSFT> 327.26(+7.90 +2.47%)

アルファベットC<GOOG> 138.73(+2.74 +2.01%)

テスラ<TSLA> 260.53(+0.48 +0.18%)

メタ・プラットフォームズ<META> 315.43(+10.64 +3.49%)

AMD<AMD> 107.24(+4.33 +4.21%)

エヌビディア<NVDA> 457.62(+10.74 +2.40%)

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