エヌビディアの新GPU「B100」は大きな起爆剤との指摘=米国株個別
(NY時間10:39)
エヌビディア<NVDA> 445.64(-11.99 -2.62%)
アナリストは、エヌビディア<NVDA>が来年発売予定の新グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)「B100」が同社株にとって、次の大きな起爆剤になる可能性があると指摘している。
「B100は技術的な観点からも現行のH100よりも人工知能(AI)におけるさらなるゲームチェンジャーとなる可能性があり、その平均販売価格も売上高、利益を押し上げる」と言及している。
一部の報道によると、このアーキテクチャは台湾TSMCの3ナノメートル・プロセス技術を採用し、性能を高めるためにマルチチップレット設計を採用、トランジスタ密度の向上、高速化、消費電力の削減を実現するという。
また、B100はH100よりも平均販売価格が高く、同社のデータセンター部門の売上を押し上げる上で重要な役割を果たすはずだとしている。
今年の同社株は、AIへの期待と需要急増が売上高を押し上げ、年初来から3倍超上昇している。しかし直近は、金利上昇が同社の成長に問題をもたらすとの懸念が水を差し、同社株は8月高値から9%下落している。それでもウォール街は同社に強気で、アナリストの約85%が投資判断を「買い」としており、目標株価の平均は先週末終値から43%の上昇を示唆している状況。
ただ、本日の同社株は下落。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美