物言う株主のペルツ氏がディズニーに複数の取締役の席を要請と伝わる 株価は小幅高=米国株個別
(NY時間10:41)
ディズニー<DIS> 83.22(+0.28 +0.34%)
アクティビスト(物言う株主)として知られるペルツ氏がディズニー<DIS>への持株比率を高めた後に、複数の取締役の席を求めていると伝わっている。同氏が率いるとライアン・ファンドはここ数カ月で同社株を3000万株以上に増やしている。
トライアンはディズニー株が割安であると見ており、取締役会は説明責任を果たす必要があると考えている。ディズニーは、ペルツ氏を含む数名の取締役候補の指名を求める予定だという。
トライアンは2022年頃、ディズニーの取締役会の席を獲得するために数カ月に及ぶキャンペーンを展開。しかし、トライアンはその後に考えを変え、2月にはアイガーCEOが発表したコスト削減を理由に委任状争奪戦から手を引いている。
同社は、消費者が従来のテレビや映画館ではなく、ストリーミング・サービスを利用するようになり、業界の歴史的な変化に直面している。アイガーCEOはABCのようなチャンネルを売却する可能性があり、ESPNの戦略的パートナーを探しているとも述べている。
アイガーCEOはチャペック前CEOが解任された後、昨年11月にディズニーの指揮官に復帰した。その後、7000人の雇用を削減し、パンデミック時に停止した配当の復活を検討していると述べている。
ただ、株価は小幅高。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美