ダウ先物は小幅高で推移 FRB高官による慎重な発言が引き続きサポート=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:50)
ダウ先物 33856(+55.00 +0.16%)
S&P500 4371.00(+2.25 +0.05%)
ナスダック100先物 15184.75(-2.25 -0.01%)
米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高で推移。ハマスによるイスラエルへの攻撃で中東情勢が緊迫化しているものの、前日のFRB高官による慎重な発言が米株式市場をサポートしている。取引を再開した米国債も本日は利回りが下げて始まっており、さらに中国政府が追加の景気刺激策を検討との報道も好感されているようだ。時間外で中国株が上昇。
先週末の米雇用統計は予想外の強さを示したものの、市場では追加利上げはないとの見方が優勢となっている。短期金融市場では現在、11月FOMCでの据え置きの確率を84%、12月FOMCまででは70%で織り込む動きを見せている。
一部からは「前日のFRB高官の発言で明らかにトーンが変わった」との声のほか、米国債利回りの上昇がピークに達したとの見方も出ているようだ。
本日もFRB高官の講演が予定されており、ボスティック・アトランタ連銀総裁、ウォーラーFRB理事、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、デーリー・サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されている。市場の期待を追認する内容となるか注目される。
しかし、中東における緊張の激化は依然としてリスクとして意識される。特に今回の攻撃におけるイランの役割について疑問が投げかけられており、状況次第では西側諸国のイランへの制裁による原油相場上昇とインフレへの影響が不安視されているようだ。
ペプシコ<PEP>が取引開始前に7-9月期(第3四半期)決算を発表し、時間外で株価は上昇。通期のコア1株利益の見通しを上方修正した。
(NY時間09:01) 時間外
ペプシコ<PEP> 163.40(+2.04 +1.26%)
アップル<AAPL> 177.95(-1.04 -0.58%)
マイクロソフト<MSFT> 331.05(+1.23 +0.37%)
アマゾン<AMZN> 128.15(-0.11 -0.09%)
アルファベット<GOOG> 139.50(0.00 0.00%)
テスラ<TSLA> 257.46(-2.21 -0.85%)
メタ・プラットフォームズ<META> 319.25(+0.89 +0.28%)
AMD<AMD> 107.00(+0.03 +0.03%)
エヌビディア<NVDA> 452.73(0.00 0.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美