ペプシコが決算受け小幅高 消費者が価格上昇を吸収=米国株個別

材料
2023年10月10日 22時47分

(NY時間09:34)

ペプシコ<PEP> 162.33(+0.97 +0.60%)

コカ・コーラ<KO> 53.87(+0.99 +1.87%)

ペプシコ<PEP>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、コア1株利益、売上高とも予想を上回った。北米が予想以上に好調だった。既存事業売上高も予想を上回る伸びを示している。

ガイダンスも公表し、通期の既存事業売上高の見通しを10%増に維持したほか、コア1株利益の伸びは従来の12%増から13%増に上方修正した。消費者がスナック菓子や飲料の価格上昇を吸収。

ただ、売上の伸びの鈍化と、欲求を抑える新しい肥満治療薬が間食に与える潜在的な影響への懸念が痛手となり、株価は過去3カ月で10%以上下落ひている。

なお、2024年度の通期の既存事業売上高およびコア1株利益の伸びは、従来と変わらずの長期目標のレンジ上限を見込んでいる。その長期目標は既存事業売上高の伸びが4-6%、コア1株利益は1桁台後半の伸びを再確認した。

このニュースを受けてコカ-コーラ<KO>も上昇。

(7-9月・第3四半期)

・コア1株利益:2.25ドル(予想:2.16ドル)

・売上高:234.5億ドル(予想:233.8億ドル)

フリトレー北米:59.5億ドル(予想:59.6億ドル)

クエーカーフーズ北米:7.47億ドル(予想:7.29億ドル)

ペプシコビバレッジズ北米:71.6億ドル(予想:69.8億ドル)

欧州:37.0億ドル(予想:38.7億ドル)

中南米:30.6億ドル(予想:29.8億ドル)

アジア太平洋・オセアニア・中国:12.2億ドル(予想:12.2億ドル)

・既存事業売上高:8.8%(予想:8.3%)

(通期見通し)

・コア1株利益:13%(従来:12%)

・既存事業売上高:10.0%を維持(予想:9.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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