今日の為替市場ポイント:米利上げ終了の思惑でドルは伸び悩む可能性

通貨
2023年10月11日 8時13分

10日のドル・円は、東京市場では148円17銭から149円07銭まで反発。欧米市場では149円10銭まで買われた後、148円55銭まで下落し、148円71銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に148円台で推移か。米利上げ終了の思惑でドルは伸び悩む可能性がある。

10日の米国債市場では長期債などの利回り水準が大幅に低下した。報道によると、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は米国銀行協会(ABA)で講演し、「われわれは適切な場所にいる」、「政策は十分に制約的であり、これまでの利上げの多くの影響はこれから明らかになる」との見方を伝えた。また、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、「最近の長期国債利回りの上昇が、利上げ幅の縮小を意味する可能性がある」と述べた。11日(9月生産者物価指数)と12日(9月消費者物価指数)に発表予定の米インフレ関連指標は長期金利の動向に一定の影響を与える可能性がある。インフレ率が大幅に低下する可能性は低いものの、市場予想と一致した場合、利上げ終了観測はさらに強まりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

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