NY外為:ドル上昇に転じる、米金利下げ止まり、10年債入札が低調
米財務省は350億ドル規模の10年債入札を実施した。結果で最高落札利回りは4.61%と2007年以来で最高となった。テイルはプラス1.8bpsだった。応札倍率は2.50倍と、過去6回入札平均の2.46倍を上回り需要は強かった。外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は60.3%と、過去6回入札平均の66.5%を下回った。
テイルが大きく弱い入札結果を受けて米国債相場は一段と伸び悩んだ。米10年債利回りは4.56%から4.61%まで戻した。ドル・買いも強まり、ドル・円は148円80銭から149円23銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0635ドルの高値から1.0600ドルへ反落した。
《KY》