吉野家HDは大幅高で年初来高値更新、24年2月期業績及び配当予想を上方修正
吉野家ホールディングス<9861>は大幅高で年初来高値更新。11日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を1760億円から1810億円(前期比7.7%増)へ、営業利益を46億円から68億円(同98.0%増)へ、純利益を24億円から37億円(同48.9%減)へ上方修正し、あわせて中間・期末各5円の年10円としていた配当予想を中間・期末各8円の年16円(前期10円)に引き上げたことが好感されている。
各事業の「客数獲得」に向けた販売施策の奏功もあり、上期の既存店売上高が計画を上回って推移したことが要因という。また、政府による光熱費の負担軽減策の支援を受けたことに加えて、売上高上昇による変動経費の増加を適切に管理したことも貢献する。
なお、第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高916億5400万円(前年同期比12.0%増)、営業利益39億8600万円(同3.8倍)、純利益28億7900万円(同38.7%減)だった。