コスモス薬品が続急落、6~8月期の利益率低下で慎重姿勢強まる
コスモス薬品<3349>が続急落。九州地方を地盤にドラッグストアを展開する同社は11日の取引終了後に24年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比17.2%増の2416億5300万円と大幅な増収となった半面、営業利益は同1.0%増の89億9000万円にとどまり、営業利益率は3.7%(前年同期は4.3%)となった。インバウンド需要の恩恵への期待が強いドラッグストア業界にあって収益性の低下が警戒視されたほか、九州では競合他社の進出も相次いでいることもあり、今後の業況を懸念した投資家の売りがかさんだようだ。
同社はあわせて、9月度の月次営業速報も公表した。既存店売上高は前年同月比7.5%増と増収基調を継続したものの、増収率は8月の8.6%を下回った。