東ソーは小幅続落、国内大手証券は「2」を継続
東ソー<4042>は小幅続落。SMBC日興証券は11日、同社株の投資評価「2」を継続した。目標株価は1850円(従来1700円)とした。同証券では、石油化学製品全般の低調な需要とあいまって、上期決算では通期計画の下方修正が発表される公算が大きいと指摘。具体的には、24年3月期の連結営業利益の予想を920億円から895億円(会社計画950億円)、25年3月期の同利益予想を1100億円から1060億円に見直した。フリーキャッシュフロー(FCF)の見通しの悪化を背景に、株主還元強化への期待が後退する可能性もあるとみている。中期的には、ウレタン原料「MDI」や塩ビ樹脂(PVC)の需給見通しは底堅く、景況感が改善すれば一定のマージンの回復が期待できると見込んでいる。