ドミノ・ピザが決算受け上昇 冴えない決算もアナリストからは評価も=米国株個別
(NY時間09:57)
ドミノ・ピザ<DPZ> 366.58(+12.53 +3.54%)
ドミノ・ピザ<DPZ>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、米国内の既存店売上高が予想外の減収となったほか、1株利益は予想を上回った一方、売上高は予想を若干下回った。
同社は第3四半期に計226店舗を閉店。主にロシアで差し引き143店舗を閉鎖したことが反映されている。9月10日時点の店舗数は2万197店。また、2023年度の世界店舗の伸び率は、この2-3年間の見通しである5-7%の下限を僅かに下回ると予想している。
ただ、一部のアナリストは投資判断を「中立」に戻している。「宅配ピザにおける厳しい需要と競争にもかかわらず、同社は長期的な成長機会と、2024年度に向けて既存店売上高をプラス成長させる施策の可能性を公正に反映していると思われる」と述べた。
株価は上昇して始まっている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):4.18ドル(予想:3.26ドル)
・売上高:10.3億ドル(予想:10.5億ドル)
・米国内既存店売上高:-0.6%(予想:+0.06%)
フランチャイズ:-0.7%(予想:+0.23%)
自社店舗:+2.9%(予想:+2.8%)
・海外既存店売上高:3.3%(予想:2.8%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美