注目銘柄ダイジェスト(前場):マニー、竹内製作、キャスターなど

市況
2023年10月13日 11時50分

ファーストリテ<9983>:35640円(+1890円)

大幅続伸。前日に23年8月期の決算を発表、営業利益は3811億円で前期比28.2%増となり、従来予想の3700億円を上回る着地になっている。年間配当金も280円計画から290円に引き上げ。一方、24年8月期営業利益は4500億円で同18.1%増の見通し。4200億円程度の市場コンセンサスを上回る水準に。配当金も前期比40円増の330円を計画している。暖冬の影響なども警戒されていた中、想定以上の業績見通し受けて買い安心感強まる。

古野電気<6814>:1436円(+80円)

大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の20億円から37億円、前期比4.6倍の水準に引き上げ。生産効率の改善や生産量増加による稼働率の向上、価格転嫁の浸透、想定以上の円安効果などが背景に。第1四半期の推移から上振れ期待はあったものの、上方修正幅は想定以上と受けとめられる。なお、通期予想の見直しは上半期決算時となるようだ。

いちご<2337>:338円(+12円)

大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は55億円で前年同期比7.9%増、6-8月期が30億円、同28.8%増となったことから、第1四半期2ケタ減益から一転増益に転じる形に。ホテル事業の収益が順調に回復しているもよう。また、不動産売却益の増加などにより、純利益は85億円で同2.5倍に拡大している。通期営業利益予想95億円、前期比24.0%減は据え置かれているものの、上振れ期待が一気に台頭する形へ。

マニー<7730>:2010円(+145円)

大幅反発。前日に23年8月期の決算を発表、営業利益は72.4億円で前期比17.5%増となっている。手術件数の回復などで需要の拡大が続いているもよう。また、24年8月期は82.5億円で同13.9%増と、連続2ケタ増益の見通し。市場予想は79億円程度とみられ想定以上の水準となる形に。為替前提なども保守的とみられる。好業績見通しを受けて、アイレス針の需要ピークアウト懸念なども後退する状況のようだ。

竹内製作<6432>:5210円(+290円)

大幅に6日続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は170億円で前年同期比81.9%増となり、通期予想は従来の240億円から331億円、前期比56.0%増に上方修正している。円安効果の寄与、販売数量増加に伴う売価改善の進展などが業績上振れ要因に。市場予想は270億円程度であったとみられ、上方修正幅は想定以上との評価に。6-8月期受注高は減少しているものの、受注残正常化に向けた受注抑制として、マイナス視される形にはなっていない。

ELEMENTS<5246>:548円(+42円)

大幅に3日ぶり反発。23年11月期第3四半期累計(22年12月-23年8月)の営業損益を3.75億円の赤字(前年同期実績4.46億円の赤字)と発表している。売上高が前年同期比4.6%増の13.15億円と増収を確保したことに加え、売上総利益率の改善やコスト最適化などで赤字が縮小した。四半期別では、0.89億円の営業黒字(第1四半期1.96億円の赤字、第2四半期2.68億円の赤字)を達成した。通期の営業損益予想は6.36億円の赤字で据え置いた。

キャスター<9331>:2100円(+399円)

一時ストップ高。24年8月期の営業損益予想を1.11億円の黒字と発表している。人材関連サービスなどを手掛けるWaaS事業を中心に既存クライアントとの取引拡大、新規クライアントの獲得強化に加え、業務の効率化などで収益基盤の拡充を進める。同時に発表した23年8月期の営業損益は0.02億円の黒字(前期実績1.62億円の赤字)で着地した。WaaS事業のセグメント利益が141.3%増と伸び、創業以来初の営業黒字に貢献した。

ポート<7047>:2004円(-15円)

朝高後、マイナス転落。中途・新卒採用支援事業のネオキャリア(東京都新宿区)と業務提携し、主力の人材支援サービスの成長に向けた企業向けソリューションを共同開発すると発表している。業務提携開始は11月1日の予定。ネオキャリアは企業向けの採用支援代理店大手で、多くの顧客パイプラインを保有しているという。同社との業務提携により、ポートの企業向け送客事業の早期立ち上げを目指す。

《ST》

提供:フィスコ

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