メディアドゥが大幅反発、「LINEマンガ」移管後の電子書籍流通事業の成長で見直し買い
メディアドゥ<3678>が大幅反発した。12日の取引終了後に発表した24年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比14.4%減の463億9700万円、営業利益が同25.6%減の9億9300万円だった。大幅な減収減益となったものの、「LINEマンガ」業務の移管による影響を除いたベースでは6~8月期の売上高は過去最高を更新した。戦略投資事業の赤字幅の拡大により、営業利益率は横ばいで推移するものの、主力の電子書籍事業の売上高は成長軌道を続けており、評価されたようだ。株価は10月6日に年初来安値をつけ、プライム上場銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は1倍割れと割安感が意識される水準であることも、見直し買いを誘う要因となった。