外為サマリー:リスク回避姿勢強まり一時149円40銭台に軟化
16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円50銭前後と前週末の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。
13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円57銭前後と前日に比べて25銭程度のドル安・円高で取引を終えた。中東情勢の緊迫化を背景に米長期金利が低下したことが影響し、一時149円46銭まで軟化した。
投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。日経平均株価が続落して始まると安全通貨とされる円に買いが流入し、午前9時00分過ぎには149円42銭まで下押す場面があった。ただ、その後は流動性の高いドルにリスクオフの買いもみられ下げ渋り。時間外取引で米長期金利が上昇していることもドルの下支えとなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0518ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円24銭前後と同65銭程度のユーロ安・円高で推移している。