ジョンソン&ジョンソンが決算 通期の見通しも上方修正 株価は横ばい=米国株個別
(NY時間09:37)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 157.35(-0.19 -0.12%)
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、売上高の予想レンジも下限を上方修正した。
医薬品の販売が好調で、特に主力の乾癬薬「ステラーラ」の販売が予想を上回った。同薬は来年、ジェネリックとの競争に直面する。医療機器部門は年前半に急成長していたが、今回は予想を下回った。
同社は第3四半期に消費者部門を事業分割し、薬品と医療機器事業のみを残した。投資家は、同社が成長のためにこの組み合わせをどのように活用するか、また新薬で力強い売上を実現できるかどうかに注目している。
ただ、株価は横ばいでの推移。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.66ドル(予想:2.52ドル)
・売上高:213.5億ドル(予想:210.5億ドル)
医薬品:139億ドル(予想:135億ドル)
イムブルビカ:8.08億ドル(予想:8.06億ドル)
レミケード:4.61億ドル(予想:4.10億ドル)
ステラーラ:28.6億ドル(予想:25.8億ドル)
ザイティガ:2.14億ドル(予想:2.12億ドル)
イグザレルト:6.25億ドル(予想:6.92億ドル)
シンポニー:6.29億ドル(予想:5.32億ドル)
医療機器:74.6億ドル(予想:75.9億ドル)
・研究開発費:34.5億ドル(予想:34.4億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):10.07~10.13ドル(従来:10.00~10.10億ドル)
・売上高:836~840億ドル(従来:832~840億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美