ゴールドマンが決算 トレーディングは予想上回るも不動産投資の減損が利益圧迫 株価は軟調=米国株個別

材料
2023年10月17日 23時01分

(NY時間09:50)

ゴールドマン<GS> 313.15(-1.24 -0.39%)

ゴールドマン<GS>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、経常収益が予想を上回った。債券・為替・商品(FICC)、株式とも好調だった。ただ、不動産投資の評価損が2四半期連続で利益を押し下げた。不動産投資で2億1200万ドルの損失を計上したほか、3億5800万ドルの減損が利益を圧迫した。

ただ、トレーディング事業はパンデミックの期間やウクライナ侵攻の際の市場不安定化で恩恵を受けたが、その後は減収が続いている。

投資銀行部門は株式と債券の引き受け手数料収入は増加したが、助言業務は引き続き低調。先月に何件かのIPOを主導し、IPOとディールメーキング復活への期待が高まったが、経営陣は以降、市場が通常のペースに戻る時期についてより慎重な見方を示している。

ただ、ソロモンCEOは声明で「資本市場と戦略的活動の両方において、好条件が続けば継続的な回復が見込まれる」としたうえで、「M&A助言と株式引き受けのリーダーとして、活動回復は間違いなくわれわれにとって追い風となるだろう」と付け加えた。

株価は軟調に推移。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益:5.47ドル(予想:5.44ドル)

・経常収益(調整後):118.2億ドル(予想:111.3億ドル)

FICC:33.8億ドル(予想:28.6億ドル)

株式:29.6億ドル(予想:26.8億ドル)

投資銀行:15.6億ドル(予想:15.4億ドル) 

純受取利息(NII):15.5億ドル(予想:18.6億ドル)

融資:1780億ドル(予想:1797億ドル)

・貸倒引当金:0.07億ドル(予想:5.98億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.