千葉銀や京都FGなど地銀の一角が底堅い、自社株買いの期待強く押し目買い集める
千葉銀行<8331>や京都フィナンシャルグループ<5844>など地銀株の一角が底堅く推移する。18日の米国市場では、モルガン・スタンレー<MS>の株価が決算発表を受けて大幅安となったほか、17日にはゴールドマン・サックス・グループ<GS>も同じく決算発表後に売り圧力が強まった。米銀大手の業況を巡る懸念が強まるなか、19日の東京市場では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調な動きとなっている。
半面、国内銀行を巡っては、政策保有株を圧縮する動きが加速しており、米国債価格の下落(金利の上昇)による含み損があっても、投資有価証券売却益によりマイナス要因が相殺されるとの期待は根強い。千葉銀や京都FGに対しては自社株買いの実施を期待する向きも多く、地合い悪のなかでも押し目買いを集めたようだ。このほか、九州フィナンシャルグループ<7180>やちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832>、いよぎんホールディングス<5830>が上昇している。