WD-40が決算受け下落 24年度の通期1株利益の見通しが予想下回る=米国株個別
(NY時間09:54)
WD-40<WDFC> 197.29(-6.93 -3.39%)
潤滑剤や手洗い用洗剤を製造するドイツのWD-40<WDFC>がNY市場で下落。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内となった。24年度の通期見通しも公表し、1株利益は予想を下回る見通しを示したものの、売上高見通しは予想を上回った。北米とEMEAの売上はそれぞれ10%と16%増加したが、アジア太平洋の売上は為替の影響もあり20%減少した。
同社は新しい戦略的フレームワーク「4-by-4」で、メンテナンス製品の売上増加と業務効率の改善に重点を置いている。地理的な拡大、製品のプレミアム化、スペシャリスト製品ラインの成長を計画。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.21ドル(予想:1.21ドル)
・売上高:1.40億ドル
・粗利益率(調整後):51.4%
(24年度通期見通し)
・1株利益(調整後):4.78~5.15ドル(予想:5.30ドル)
・売上高:5.70~6.00億ドル(予想:5.63億ドル)
・粗利益率(調整後):51~53%(予想:52.2%)
【企業概要】
メンテナンス製品とホームケア・クリーニング製品を開発し、世界各国で販売する。WD-40、3-IN-ONE、GT85、X-14などの多くの商標で、小売店およびホームセンター店、オンライン小売店、産業用販売業者およびサプライヤーなどを通じて提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美