アメックスが好決算も下落 決済ネットワークでの総支出が10四半期で最も低い伸び=米国株個別

材料
2023年10月20日 23時46分

(NY時間10:36)

アメックス<AXP> 143.79(-5.83 -3.90%)

アメリカン・エキスプレス<AXP>が下落しており、ダウ平均を圧迫。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、経常収益は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。経常収益、1株利益とも過去最高となっている。カード会員の旅行と娯楽への支出が39%増加し、全体の支出が16%増加した。

年会費の高いプレミアムカードで新規顧客の獲得が引き続き好調だったほか、カードの年会費の引き上げも寄与した。7-9月の新規入会分のうち70%余りが年会費の必要なカードだった。スクエリCEOは声明で「プレミアム商品への需要は引き続き高い」と説明。

ただ、株価は冴えない反応を示している。決済ネットワークでの総支出額は7%増の4202億ドルと予想を下回り、ここ10四半期で最も低い伸びとなった。第3四半期はまだ出ていないが、この先の個人消費への懸念は根強い。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益:3.30ドル(予想:2.95ドル)

・経常収益:153.8億ドル(予想:153.3億ドル)

・総取扱高:4202億ドル(予想:4248億ドル)

・総費用:110.5億ドル(予想:113.5億ドル)

・貸倒引当金:12.3億ドル(予想:11.8億ドル)

・カード獲得費用:37.9億ドル(予想:40.0億ドル)

(通期見通し)

・1株利益:11.00~11.40ドルを維持

・経常収益:15~17%増を維持

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.