米国株見通し:下げ渋りか、自律反発狙いの買いも
(13時30分現在)
S&P500先物 4,257.25(+8.75)
ナスダック100先物 14,696.50(+32.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。長期金利の上昇は一服し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
20日の主要3指数は続落。取引後半の一段安でナスダックとS&Pは4日続落、ダウは286ドル安の33127ドルと3日連続で値を下げた。イスラエルとイスラム組織ハマスが地上戦に突入すれば事態の悪化は避けられないとの懸念から、リスク資産を手放す動きが加速。一方、金融引き締め継続の観測により長期金利は高止まり、アマゾンやテスラといった主力のハイテクが売られた。買いは一部のディフェンシブにとどまった。
本日は下げ渋りか。連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測は後退しつつあるものの利下げ時期は遠のき、引き続き売りが出やすい。中東情勢の先行き不透明感も売り材料に。ただ、ダウは前週後半の3日間で800ドル超も下落し、自律反発狙いの買いが期待される。今週発表の7-9月期国内総生産(GDP)は4-6月期を大きく上回り国内経済の力強さが示される見通しで、割安の消費関連銘柄への売り縮小が相場を支えるとみる。
《TY》