FMCが大幅安 第3四半期と通期のガイダンスを大幅下方修正 南米が絶不調=米国株個別
(NY時間12:43)
FMC<FMC> 58.21(-8.74 -13.05%)
農業化学のFMC<FMC>が大幅安。7-9月期(第3四半期)と通期のガイダンスを公表し、1株利益を大幅に下方修正し、売上高も下方修正した。それに伴って通期の売上高見通しも下方修正している。この発表を受けて、モザイク<MOS>やCFインダストリーズ<CF>といった同業他社の株価も下落。
南米での販売数量の減少が下方修正の主な原因と説明しており、ブラジルで直ちにリストラを実施し、全体のコスト構造を見直すプロセスを開始したとしている。当面の在庫状況は改善しないとも予想。また、アルゼンチンの干ばつも見通し修正に影響したとしている。10月30日に決算を発表予定。
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.44ドル(従来:0.90~1.32ドル)(予想:1.02ドル
・売上高:9.82億ドル(従来:11.9~12.7億ドル)(予想:12.0億ドル)
・EBITDA(調整後):1.75億ドル(従来:2.40~2.90億ドル)(予想:2.57億ドル)
(通期見通し)
・売上高:44.8~47.2億ドル(従来:52.0~54.0億ドル)(予想:52.2億ドル)
・EBITDA(調整後):9.70~10.3億ドル(従来:13~14億ドル)(予想:13.1億ドル)
【企業概要】
食糧・飼料・繊維・燃料の生産者を支援する農業科学ソリューションの開発に取り組む。米国・欧州・アジア等において、殺虫剤・除草剤・殺菌剤やその他の農薬の開発・製造・販売を行う。大豆・トウモロコシ等の農作物用のほか、園芸用の殺虫剤・除草剤も取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美