ユーロ圏銀行の高収益はピークに達した可能性が高い=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中で、ユーロは買いが強まっており、ユーロドルは1.0670ドル近辺、ユーロ円は159.70円付近まで上昇している。伴に21日線を上放れる展開を見せており、明日以降の動きが注目されそうだ。
ユーロ圏の銀行の第3四半期業績はこれまでのところコンセンサス予想の平均を上回っているが、アウトパフォームの流れは終わりに近づいているとの指摘が聞かれる。銀行は依然としてアウトパフォームしているものの、過去9四半期で最低のアウトパフォームとなっており、銀行の高い収益性がピークに達したことを示しているという。明日発表されるECBの銀行貸出調査でも、第3四半期にユーロ圏の銀行の貸出基準が引き締まることが予想されている。
EUR/USD 1.0671 EUR/JPY 159.71 EUR/GBP 0.8709
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美