東京株式(前引け)=続落、朝高後に値を崩し一時400円超の下げ

市況
2023年10月24日 11時46分

24日前引けの日経平均株価は前営業日比170円96銭安の3万828円59銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億6052万株、売買代金概算は1兆9589億円。値上がり銘柄数は496、対して値下がり銘柄数は1101、変わらずは62銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は朝方に買いが先行したが、その後は戻り売り圧力に押され下げに転じた。前日の米国株市場でNYダウが4日続落し約5カ月ぶりにフシ目の3万3000ドル大台を割り込んだことで、投資家の不安心理が増幅されている。中東情勢などの地政学リスクも警戒されるなか、日経平均は一時400円を超える下げで3万500円台まで水準を切り下げる場面があった。ただ、前場取引終盤に先物主導で買い戻しが入り下げ幅を縮小させている。値下がり銘柄数は全体の3分の2を占める状況で、売買代金上位の主力株の軟調ぶりが目立っている。

個別ではニデック<6594>が急落、レーザーテック<6920>が売られ、東京エレクトロン<8035>も下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下値を探る展開に。トヨタ自動車<7203>が軟調、三菱重工業<7011>なども安い。霞ヶ関キャピタル<3498>、川崎汽船<9107>などが大幅に水準を切り下げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ソシオネクスト<6526>も上昇した。資生堂<4911>も頑強。アンビスホールディングス<7071>が値上がり率トップに買われ、エアトリ<6191>も物色人気。

出所:MINKABU PRESS

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