ベライゾンが決算受け上昇 FCFの見通し上方修正 携帯電話の加入者数も予想以上に増加=米国株個別
(NY時間10:26)
ベライゾン<VZ> 33.88(+2.49 +7.93%)
AT&T<T> 15.38(+0.43 +2.84%)
ダウ採用銘柄のベライゾン<VZ>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益の見通しは維持したものの、フリー・キャッシュフロー(FCF)は上方修正した。また、携帯電話の加入者数も10万件増と予想以上に増加した。ワイヤレス・ホーム・インターネットの契約も予想以上に伸びた。同社のブロードバンド加入者数は1030万人に達している。
今回の決算を受けてライバルのAT&T<T>も上昇。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.22ドル(予想:1.18ドル)
・売上高:333億ドル(予想:332.8億ドル)
コンシューマ:253億ドル(予想:250.2億ドル)
法人向け:75.0億ドル(予想:76.3億ドル)
・ワイヤレス:266.5億ドル(予想:263.7億ドル)
サービス:193億ドル(予想:193.5億ドル)
機器:58億ドル(予想:56億ドル)
・ワイヤレス・ホーム・インターネット:38.4万件(予想:26.2万件)
・ポストペイドワイヤレス契約数増減:+58.1万件
・ポストペイド携帯電話契約数増減:+10万件(予想:+6.8万件)
・FIOS:+7万2000件(予想:+5万7000件)
・EBITDA(調整後):122億ドル(予想:121.3億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.55~4.85ドル(予想:4.67ドル)
・ワイヤレス・サービス:2.5~4.5%
・FCF:180億ドル超(従来:170億ドル超)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美