シマノが大幅続伸、23年12月期営業利益予想を上方修正
シマノ<7309>が大幅続伸している。24日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を4500億円から4620億円(前期比26.5%減)へ、営業利益を700億円から770億円(同54.5%減)へ上方修正したことが好感されている。
春先の天候不順による注文見直しが想定していた水準を下回ったことが寄与する。ただ、一部製品を対象とした無償点検プログラム実施による無償点検及び無償交換に伴う費用の引き当てを、第3四半期累計(1~9月)決算で無償点検関連費用として特別損失に計上したことから純利益は690億円から660億円(同48.5%減)へ下方修正した。
同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高3752億6400万円(前年同期比19.8%減)、営業利益720億8600万円(同43.0%減)、純利益601億6900万円(同47.0%減)だった。自転車、釣具への需要が引き続き弱含みで推移したことが響いた。