コメリが続落、園芸関連など低迷し今期は一転最終減益の見通し
コメリ<8218>が続落し、3000円の大台を下回った。24日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。営業収益はこれまでの予想の3860億円から、前期比微増の3795億円に見通しを引き下げた。最終利益予想は173億円から、同20.5%減の136億円に見直した。増益予想から一転して減益を予想する形となり、ネガティブ視されたようだ。
4~6月期は天候不順の影響を受け、ガーデニングや家庭菜園に関連する商品や農家向けの資材の販売が低調だったほか、7~9月期は猛暑の影響で、屋外作業や園芸農薬などの販売が落ち込んだ。原材料やエネルギー価格の高止まりと、円安の長期化もあって、売上総利益率が想定を下回った。9月中間期の営業収益は前年同期比1.8%減の1942億7700万円、最終利益は同18.2%減の92億4200万円だった。