アジア株 香港ハンセン、上げ幅縮めるもプラス圏
東京時間18:00現在
香港ハンセン指数 17085.33(+93.80 +0.55%)
中国上海総合指数 2974.11(+11.87 +0.40%)
台湾加権指数 16358.89(+49.13 +0.30%)
韓国総合株価指数 2363.17(-20.34 -0.85%)
豪ASX200指数 6854.34(-2.52 -0.04%)
25日のアジア株は中国当局の景気支援姿勢を好感して、中国買いが朝方強まったものの、その後上げ幅を大きく縮める結果となった。寄り付きで470ポイント超の上昇となり、日本時間12時ごろまではかなり強い展開となっていた香港ハンセン指数は、前場引けまでに高値から200ポイント超も上げ幅を縮め、午後も売りが出て一時前日終値に迫る動きとなった。中国本土株なども高値から売りが出ていた。
上海総合指数は続伸。午前中は2993台を付ける動きを見せたが、昼前から売りが強まり、上げ幅を縮めた。時価総額の大きい酒造会社貴州茅壺酒が朝から堅調で全体を支えた。ワインメーカーの山西杏花村汾酒廠が4%高、鉄鋼会社宝山鋼鉄は9%を超える大幅高となった。朝から売りが出ていたエネルギー関連は、軟調地合いを続け、石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ)が5%を超える下げ、中国石油化工(シノペック)も2%を超える下げとなった。電力会社長江電力が3%下げている。その他電話会社中国電信(チャイナテレコム)や四大銀行の中国工商銀行、中国農業銀行なども下げている。
香港ハンセン指数は5日ぶり反発。上値から一時400ポイント以上下げたが、プラス圏を維持し、引けにかけて少し買いが入った。パソコン製造のレノボ・グループ、アルミの中国最大手中国宏橋集団(チャイナ・ホンチャオ・グループ)、製薬大手石薬集団などが買われた。通信サービスの中国聯通(チャイナ・ユニコム)、再生エネルギー製品メーカーの信義光能(シンイー・ソーラ)、石油大手中国石油天然気(シノペック)、中国海洋石油(CNOOC)が売られた。
豪ASX200指数は小反落。資源・鉱山会社のBHPグループ、リオティント、鉱物探査会社のフォーテスキュー・メタルス・グループなどが続伸となり、全体を支えたが、銀行株、小売株、不動産株などが軟調。コモンウェルス銀行、ANZグループなどが売られたほか、小売会社のウールワース・グループ、不動産会社グッドマン・グループなどが売られた。