共和レザーがカイ気配人気で戻り足が鮮明に、業績予想大幅増額で営業利益は7.6倍化へ
共和レザー<3553>は全体相場が大きく下値を探るなか、カイ気配で始まる人気となり戻り足を鮮明としている。トヨタグループに属する自動車部品メーカーで合成樹脂製品を展開、自動車内装に使うレザーで高い商品競争力を誇っている。25日取引終了後、24年3月期通期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の10億円から18億円(前期比7.6倍)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金を呼び込んでいる。半導体不足解消による自動車生産の回復が寄与しているほか、為替市場での円安進行が輸出採算を改善させ足もとの収益を押し上げる格好となっている。PBRが0.4倍台と割安感が際立っていることも物色人気を後押ししている。