野村マイクロがS高の余勢を駆って続急騰、半導体向け超純水装置で成長トレンドまい進
野村マイクロ・サイエンス<6254>が全体地合い悪に抗して大幅続伸。一時520円高で7440円まで上値を伸ばす場面があった。エレクトロニクス分野で必須の最高純度の水を提供する超純水装置の大手で、半導体業界向けで高水準の需要を獲得している。海外売上高比率は7割を超えるが、東アジア地域に重心を置いているのが特徴。韓国サムスンを主要顧客とするほか台湾企業との取引実績も厚く、豊富な受注残を背景に収益高成長路線をまい進している。今週24日に24年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の70億円から96億5000万円(前期比47%増)に大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなった。好決算発表を受けて株価は前日に1000円高はストップ高となる6920円に買われ上場来高値を更新したが、きょうも目先筋の利益確定売りを吸収し一段の上値指向を明示。戻り売り圧力のない青空圏に突入しているが、PERは10倍前後と依然として割安感が意識される水準にある。