早稲アカがしっかり、4~9月期は一転大幅な最終増益で着地へ
早稲田アカデミー<4718>がしっかり。25日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、最終利益がこれまでの見通しの6億8300万円から10億300万円(前年同期比45.4%増)に上振れして着地したようだと発表した。微減益の予想から一転して大幅な最終増益の見込みとなり、買いを誘った。
業務効率の向上に取り組んだ結果、労務費が予定を下回る形となった。広告宣伝費・販売促進費の一部が下期にずれ込むこととなったほか、賃上げ促進税制適用による前年度の税額控除分を、今期の法人税額で調整したことも影響した。一方、9月中間期の売上高は、塾生数が計画を若干下回ったことなどを背景に、159億8100万円(同7.8%増)と予想の161億3200万円を下回る格好となった。集団指導型校舎の全教室において、防犯カメラを追加設置する費用などを想定し、通期の業績予想は据え置いた。