株価指数先物【昼】 -2σ接近で短期的には売り一巡感を意識
日経225先物は11時30分時点、前日比620円安の3万620円(-1.98%)前後で推移。寄り付きは3万750円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万980円)を大きく下回る格好から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万890円まで下落幅を縮めた後はショート優勢の展開となり、終盤にかけて一時3万580円まで下げ幅を広げ、24日に付けた安値3万550円に迫る場面も見られた。
日経225先物は米ハイテク株安の流れを受けて下へのバイアスが強まり、ギャップダウンで始まった。グローベックスのナスダック100先物が1%を超える下落で推移しているほか、香港ハンセン指数や台湾加権指数、韓国KOSPIなどもハイテク株主導で下落するなか、直近安値をターゲットとしたショートが入ったようだ。これによりボリンジャーバンドの-2σ(3万490円)に接近しており、短期的には売り一巡感が意識されよう。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.79倍に低下し、支持線として意識されていた25日移動平均線を割り込んできた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げにより、NTショートに向かわせたようである。ただし、その後は25日線水準まで戻してきており、リバランスに伴うNTショートを巻き戻す動きに向かわせる可能性があるだろう。
株探ニュース