マテルが決算受け大幅安 バービーが好調で良好な決算も売上高見通しの据え置きに失望感=米国株個別
(NY時間10:20)
マテル<MAT> 18.06(-2.05 -10.19%)
玩具のマテル<MAT>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表。 映画「バービー」のヒットで波に乗った形だが、業界の軟調さや世界経済の不振を理由に通期の売上高見通しを54.4億ドルに据え置いたことが失望感を強めている。
第3四半期については、バービー人形やミニカー「ホットウィール」などの主力商品の販売が好調で、1株利益、売上高とも予想を上回った。
ただ、クライツCEOは、パンデミック時の消費が減退し、業界を取り巻く状況が厳しくなったことや世界経済の鈍化を反映し、通期の売上高見通しは据え置いた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.08ドル(予想:0.86ル)
・売上高:19.2億ドル(予想:18.4億ドル)
・ビリング:21.2億ドル
人形:8.84億ドル(予想:8.60億ドル)
幼児・児童・就学前児童:3.61億ドル(予想:3.40億ドル)
ビークル:5.18億ドル(予想:4.85億ドル)
アクションフィギュア、ビルディングセット、ゲーム、その他:3.58億ドル(予想:4.37億ドル)
北米:11.8億ドル
海外:9.01億ドル
・粗利益率(調整後):51%
・EBITDA(調整後):5.80億ドル(予想:4.93億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.15~1.25ドル(従来:1.10~1.20ドル)(予想:1.20ドル)
・売上高:54.4億ドルに据え置き
・粗利益率(調整後):47~48%(従来:約48%)(予想:47.2%)
・EBITDA(調整後):9.25~9.75億ドル(従来:9.00~9.50億ドル)(予想:9.33億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美