サービスナウが決算受け上昇 通期のサブスク売上高見通しを上方修正=米国株個別

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2023年10月27日 0時07分

(NY時間10:57)

サービスナウ<NOW> 568.19(+38.02 +7.17%)

IT管理ソフトウエア開発のサービスナウ<NOW>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期のサブスクリプションの売上高見通しを上方修正したほか、第2四半期の見通しも予想を上回った。

年間契約額(ACV)が100万ドル超の顧客が1789社に上り、顧客数は前年比で17%増加したとしている。また、初の自社株買いプログラムの一環として、50万株の普通株を2億8200万ドル分買い戻したことも明らかにしている。これは、将来の従業員株式付与および従業員株式購入プログラムによる希薄化の影響を管理することを主な目的としている。約12億ドルが既存プログラムに利用可能。

アナリストは同社が展開する新たな生成AI機能に対する反応も好意的に受け止めている。「同社は順調に取り組んでおり、2024年と2026年の目標に自信を持っている。また、生成AI採用に関する有望な初期兆候も出ている」と述べた。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):2.92ドル(予想:2.56ドル)

・売上高:22.4億ドル(予想:22.5億ドル)

サブスク:21.7億ドル(予想:21.9億ドル)

プロフェッショナル:0.70億ドル(予想:0.80億ドル)

・粗利益率(調整後):82.0%(予想:81.4%)

・残存履行義務:74.3億ドル(予想:73.5億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)

・サブスク売上高:23.2~23.3億ドル(予想:23.1億ドル)

(通期見通し)

・サブスク売上高:86.4億ドル(従来:85.8~86.0億ドル)(予想:86.0億ドル)

【企業概要】

企業・大学・政府機関向けに、ワークフローのデジタル化を実現するためのアプリケーションサービスを提供する。テクノロジー、顧客と業界、従業員、クリエイター向けのワークフロー製品を提供し、顧客がシステムやサイロを越えてシームレスに作業することを可能にする。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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