インテルが決算受け時間外で6%近く上昇 売上高が再び増加する見通しを示唆=米国株個別

材料
2023年10月27日 6時09分

(NY時間16:58)時間外

インテル<INTC> 34.46(+1.94 +5.97%)

インテル<INTC>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率も予想以上に改善している。ガイダンスも公表し、第4四半期も予想を上回る見通しを示し、PC市場の回復や製品ラインの競争力強化により、売上高が再び増加する見通しを示唆した。

今回の明るい見通しはゲルシンガーCEOの下での再建努力の勢いが増していることを示している。同社は、パソコン市場は在庫の積み増しによる歴史的な不振の最悪期を脱したと述べている。しかし、サーバー部門は依然として苦戦を強いられており、顧客消費がエヌビディア<NVDA>製のチップにシフトしていることが痛手となっている。

時間外で株価は6%近く上昇。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.41ドル(予想:0.21ドル)

・売上高(調整後):142億ドル(予想:135.4億ドル)

クライアント・コンピューティング:78.7億ドル(予想:73.5億ドル)

データセンター&AI:38億ドル(予想:39.4億ドル)

ネットワーク&エッジ:14.5億ドル(予想:13.7億ドル)

モービルアイ:5.30億ドル

インテルファウンドリー:3.11億ドル(予想:2.54億ドル)

・粗利益率(調整後):45.8%(予想:43.1%)

・営業利益率(調整後):13.63%(予想:8.0%)

(10-12月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.44ドル(予想:0.31ドル)

・売上高(調整後):146~156億ドル(予想:143.5億ドル)

・粗利益率(調整後):46.5%(予想:44.2%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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