ペガサスはウリ気配で水準切り下げ、工業用ミシンの低迷で今期は一転営業赤字の見通し
PEGASUS<6262>はウリ気配。26日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。これまで13億2000万円の黒字と計画してきた営業損益予想は、2億3000万円の赤字(前期は26億5700万円の黒字)に引き下げた。黒字予想から一転、営業赤字の計画となったほか、中間配当の減額とともに期末配当を無配とする方針を示しており、失望売りを促した。
今期の売上高の見通しは218億8000万円から173億2000万円(前期比31.5%減)に下方修正した。工業用ミシン事業に関し、アパレル製品の消費低迷を受けた縫製産業による設備投資への慎重姿勢を予測し、業績予想に影響を織り込んだ。9月中間期の売上高は前年同期比33.9%減の88億2700万円、最終利益は同74.8%減の4億3900万円だった。これまで9円と予想していた中間配当は5円(前期の中間配当比10円減配)とする。