武田は年初来安値更新、今期営業利益54%減に下方修正
武田薬品工業<4502>は大幅安で年初来安値更新。26日の取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表。売上高を3兆8400億円から3兆9800億円(前期比1.2%減)へ上方修正した一方、営業利益を3490億円から2250億円(同54.1%減)へ下方修正しており、これを嫌気した売りが出ている。
売上高については為替の円安傾向を考慮した想定レートの変更が寄与。利益面では「アロフィセル」「EXKIVITY」に関する無形資産減損損失の計上などが響く見込み。同時に発表した4~9月期決算は、売上高が2兆1017億円(前年同期比6.4%増)、営業利益が1192億3000万円(同53.2%減)だった。