外為サマリー:150円30銭台で推移、介入警戒感から上値追いには慎重姿勢
27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円38銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭弱のドル安・円高となっている。
26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円40銭前後と前日に比べて20銭弱のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことで一時150円50銭まで上昇したが、米物価関連指標の伸びが鈍化したことからドルは伸びきれなかった。
この日の東京市場のドル円相場は150円30銭台を中心とした動き。日本の通貨当局による円買い介入が警戒されるなか、日本時間26日夕に急落する場面がみられたことから上値に対する慎重さが感じられる。また、今晩に9月の米個人消費支出の発表が予定されているほか、来週には日米の中央銀行による政策決定を控えていることも動きにくさにつながっているようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0558ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=158円77銭前後と同6銭程度のユーロ高・円安で推移している。